35yogaインストラクター養成講座

ヨガを伝えるプロになるYoga Teacher Training Course

私たちはママやベビーの心や身体について、
深い知識とスキルを持ち、
同じ女性として、指導者として
気持ちに寄り添えるヨガインストラクターを
養成いたします。

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【コラム】ママインストラクターの働き方②

子育てをしながらヨガインストラクターとして活躍している先生達の働き方について。
前回の「育児とレッスン(仕事)の時間」に引き続き
今回は「子どもが病気した時はどうする?」について書いていきます。

子どもが熱・・・その時ママはどうしますか?

風邪や発熱、インフルエンザなどの感染症・・・小さなお子さんの病気というのはよくあること。

どれだけ体調管理に気を配っていても、成長中の子どもは病気にかかりやすいものです。


また、朝元気に登園したかと思ったら「お熱ですのでお迎えお願いします」という電話がかかってくる
ということも、小さなお子さんを持つママさんあるあるですね
そんな時はもちろん心配ですから、ママはそばにいて看病してあげたいですよね。

でも仕事がある・・・仕事が休めない・・・どうしよう。

これはインストラクターに限らず、働くママさんであれば誰でも経験していることだと思います。

子どもも大事。仕事も大事。
どちらも大切に思うからこそ、予め対策や準備をしておく必要があります。
 

 

 

①家族など信頼できる人にお願いする

どうしても仕事が抜けられず看病できない場合、この方法が一番ママが安心しますよね。
パパやおばあちゃまなど信頼できる方にお願いしてお子さんを見てもらう。
1レッスンの場合であれば3時間くらい、お子さんをお願いできれば本当に助かります。

そのためには、予めパパやおばあちゃまなどに協力のお願いが必須になりますね。
特にパパ。もちろんパパもお仕事だとは思うのですが、同じ「働く親」として、

ぜひお子さんの病気の際は休める環境を整えておいてもらいたいものです。


「子どもを見るのは母親」という考え方は、もはや現代では通用しません。
ママが働きにでる「共働き」を夫婦が選んだ時から、パパにはその覚悟をしておいてもらう必要は当たり前ですが、あるはずです。
家族のために働くのも、子供のことをみるのも、そのための調整をするのも、お互い同じなんですから
労働時間や所得によってどちらかが「エライ」なんてことはまーーーーーーったくありえない事です。
(二人の子ですからね、当たり前だけど)

 

②代行レッスンをお願いできる先生を探す

どうしてもお子さんを預けられない場合は『他の先生にレッスンをお願いする』という方法もわりとよくあります。
これはヨガに限らずスポーツクラブなどでも、いつもの先生が来られない場合に「代行レッスン」として
別の先生が代わりにレッスンを請け負う事です。要は助け合いですね。

ですがこれもよくあるのが
・急すぎて代行の先生が見つからない
・『産後』『ベビー』『マタニティ』を指導できる先生が、他のヨガクラスに比べて少ない
・そもそもお願いできるような横のつながりがない
という話。

確かにヨガの先生をやっているのであれば、同じように仕事があるはずですし、
何カ月も先の予定であれば調整できますが、「明日」「今日」の代行というのは正直難しいケースが多いです。
またフリーの先生が見つかったとしても
「産後の指導したことがない」
「赤ちゃんがいるクラスはやったことがない」
「妊婦さんへの指導は怖い」
という理由から、適任の先生が見つからないこともあります。
(実際にあった話で、それほど親密ではない先生になんとかお願いしたもののいつもと全く違う内容のクラスになってしまい生徒さんから意見がでたとか、
赤ちゃん慣れしてないせいか、クラス全体がぎこちない雰囲気になったとか。もっとひどい場合は先生が遅刻してきたとか!そういった話も聞いたことがあります)

そして何より、こういったことを急にお願いできるようなヨガインストラクターのつながりがないという人もいます。
ヨガ業界っていろんな意味で広いようで実は狭かったりするのです・・・よくない風潮ですが。
今はSNSで沢山の人に繋がることができますが、代行のお願いとなるとまた話は別。
そしてママイントラさんの場合、仕事時以外は家庭のことがあるので
ヨガ関連の集まりになかなか顔を出せないといった事もあります。

大切なのは同じ系統(産後やベビ)のクラスを開講している先生とのつながりを積極的に作っておく、ことです。
同じママインストラクターさんであれば話が早い。みな代行の先生を探しているからです。
そしてできればその先生のクラスも一度見せてもらい、クラスの雰囲気をつかんでおければベスト。
そういった関係の先生を一人ではなくて、何名か繋がりとしてもっておくと
いざという時に安心してクラスをお願いすることが可能です。

35yogaではこの代行助け合いが大いに役立っています。
むしろ35yoga認定インストラクターという制度を作ったのはこういった問題に対応するためです。

先生達とのSNSグループでは
「子どもが風邪をひきました。明日のレッスンどなたかお願できませんか?」
というトピックスが上がってから
「明日なら行けますよ!」
「私も行けますので控えておきます!」
「もし明後日もだめそうだったら私いきますね!」
という返事がきて解決するまで10分位、ということも珍しくありません。
お互いママという立場なので困っていることがよくわかりますし
「この間助けてもらったから」という助け合いができているのでこのシステムは十分に成り立っています。

 

 

③病児保育を利用する

レッスンを頼める先生もいない、パパも外せない仕事があって家族にお願いできない!という時は
病児保育などを利用するのも手だと思います。

病児保育というと、なんだかかわいそうだな。。。というイメージがあるかもしれませんが
最近はフルタイム勤務のママも増えて、利用する方もとても多いんだとか。
病院と連携している施設や保育に関する社団法人が運営していたりと様々のようで
いずれの場合もかなり手厚くお子さんを見てくださるんだそうです。

ちなみに35yogaレッスンを開講しているアライフラボのビルにも病児保育『ココカラキッズケア』があります。

こちらはココカラクリニックと連携していますので安心ですし施設もかなり綺麗です。



料金について自治体によって違いますが
例えば名古屋市でしたら6時間0円~2000円で利用することができます(所得に応じて異なります)。
予め登録しておくことで、急な病気の場合もスムーズに手続きができるようですので
お仕事しているママさんは事前に準備がお勧め。

世の中には働く母をサポートしてくれる機関やサービスが、探せばいくつもあります。
こういったものを利用することに負い目を感じる必要もなければむしろ上手に利用すべきだと思いますし
万が一のために予め知っておくだけでも安心感が全く違います。

 

④レッスンを休講にする

これまでいろいろな方法を上げてきましたがどれもダメだった場合の最終手段です。
基本的にスタジオや文化センターなどのレッスンの場合、講師都合による休講はよっぽどできませんが
自主開催クラスの場合はこの方法を選択することも

もちろん生徒さんへの連絡やお詫びについては慎重にそして心から行いますが、多くの場合生徒さんの方から
「お子さん大事にしてくださいね」
「先生も看病疲れしないように」
「また来週楽しみにしています」
という、本当に温かいお言葉をいただくことが多いです。もうこれは生徒さんに感謝しかありません。

突然の休講は生徒さんに迷惑をかけることになるので本当に最後の手段ではありますが
普段から生徒さんとの信頼関係がしっかり築けていると
同じ母として寛容に受け入れてくださることがありとてもありがたく思うのです。

 


 

ママインストラクター同士で助け合おう

 

今回は、お子さんの病気の時について書いていきましたが、
先生本人の病気だったり、妊娠や出産などの産休や育児休暇が必要になる場合もあります。
そういった時も、お互いに信頼でいる助け合える仲間がいると

安心してクラスをお任せできますし、また安心して仕事に復帰ができるようになります。
だからこそ、同じ志で活動する仲間は絶対に必要だと思います。

 

子育てママの一番の味方は同じ子育てママ であって欲しい。
働くママ同士、悩みをシェアしたり協力したりしながら
働きやすい環境を作りつつ、ママ達が社会でより活躍できることが理想ですし
仕事をすることを諦めない社会になって欲しいと思っています。

 

 

さてさて次は結構皆さんが気になっていること
ヨガ講師としての収入はどれくらい?」について書いていこうと思います。
お楽しみに(^^)