35yogaインストラクター養成講座

ヨガを伝えるプロになるYoga Teacher Training Course

私たちはママやベビーの心や身体について、
深い知識とスキルを持ち、
同じ女性として、指導者として
気持ちに寄り添えるヨガインストラクターを
養成いたします。

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マタニティヨガ養成2日目レポート

豊田校で始まったマタニティヨガ養成講座コース2日目の様子をお伝えします。


マタニティヨガ指導者として必ず知っておきたいことの一つ、「妊娠期のトラブル」。
腰痛や浮腫みなどの所謂マイナートラブルについてはヨガをすることで予防改善をすることができますが
もう少し踏み込んだトラブルとして「流産」「早産」「高血圧症」「頸管無力症」などがあります。
マタニティヨガを指導したいけども躊躇してしまうのはおそらくこのあたりへの”怖さ”があるのではないでしょうか。

不安が多い妊娠期。順調に出産まで過ごせるのかどうかについては、妊婦さんご本人が一番心配されていることです。
だからトラブルが起きた時、「あれが原因だったのは・・・」「これをしなかったら・・・」とご自分を責めてしまうこともあるでしょう。
そんな姿を見るのは、妊娠・出産を応援するインストラクターにも辛いものですし、
もしかしたら「私のヨガが原因だったのでは」と責任を感じてしまう人もいるかもしれません。

だからこそ、学んでおく必要があるんです。

例えば流産・早産は週数や状態によって経過は違い、また原因についても様々な要因があります。
反対にいうと「こうしたから異常妊娠となった」というはっきりとした原因はない、ということです。
事故や転倒があったとか、身体的にリスクが高い状態であることが分かっていた場合を除き、
一般的な生活を送っていた妊婦さんでしたら、ほとんどが「原因不明」です。
決して妊婦さん自身が悪かったわけではない。誰が悪かったわけではない。
それほど人の体というのは複雑で、今の医学でもわからないことは沢山あります。
ましてやマタニティヨガで治したり、悪化させたりなんてことは出来るはずもありません。ヨガは万能ではない。

 

じゃあ、私たちができることってなんでしょうか?

究極なところ、マタニティヨガインストラクターにとって必要なのは
妊婦さんが順調な時もそうでない時も、寄り添える優しさと冷静に考えられる心の強さだと思います。

分からないことは誰でも怖いですよね。でも知ることで消える怖さもあります。
特にお産の現場を数多く経験している助産師さんのリアルな話を聞くと
感情や感覚だけではわからない多くの事を知ることができますし、また励まされるようなエピソードを聞くことができます。
現実を知っているからこそ、妊婦さんに対して冷静かつ大きな優しさを持って接することができる。
私たちインストラクターもそうでありたいと思っています。

 



妊娠出産の事を深く知ると、人(動物)の持っている力とか神秘ってすごいなって改めて思います。まさに自然の一部。
そんな特別な時にマタニティヨガに取り組む妊婦さん達にとって、体も心も支えられるヨガインストラクターになりたいですね!